2013年01月27日

第56回:投資が危険でない理由

「一つ、聞きたいことがあるんのですが…」
「いいよ、何だい?」
「たいていの人が投資は危険だと言うのに、あなたは危険ではないと言うのはどうしてですか?
 なぜそんなことが言えるんですか?」

「簡単なことだよ。私には財務諸表が読めて、たいていの人には読めないからだ。
 医者がレントゲン写真を使って私たちの骨格を見るように、
 財務諸表は私たちに投資の中身を見せてくれる。
 そして、そこにある事実、嘘、チャンス、リスクを教えてくれる。
 会社や個人の財務諸表を読むことは、伝記や自伝を読むのに似ている。」

「中古車を買う時、私たちはまず整備士に車のすみずみまで見てもらったり、
 エンジンアナライザーに接続したりして、その事に売値通りの価値があかかどうか確かめるのが普通だ。
 家を買う時には、家屋調査士に頼んで、チェックリストの項目をすべて確認し、
 基礎の状態や、水まわり、電気系統、屋根などに異常がないか調べてもらってから買う。
 あるいは、結嬉しようという場合は、これから一生をともに過ごす決心をする前に、
 相手の綺麗な顔の下にある真の姿が、どんなものなのか知りたいと思うだろう。
 それなのに投資の場合、たいていの投資家は、
 自分が投資している会社の財務諸表に一度も目を通したことがない。
 彼らはそれよりも耳寄り情報や、株価の上がり下がりに従って投資をする。」

「つまり、多くの人が投資は危険だと言う理由の一つは、
 単に、今まで一度も財務諸表の読み方を教えてもらったことがないからということですか?」

「たいていの人は小切手帳の帳尻を合わせる方法すら習ったことがない。
 財務諸表を読んだり書いたりするなどとんでもない。だから、そういう人が投資は危険だと言っても、
 何の不思議もない」

「あなたが私に九歳のときから財務諸表の読み方を教えたのはそのためだったんですね。」

「だから、きみは金持ちになるゲームで、みんなよりずっと有利なところにいるんだ。
 財務諸表に含まれる二つの主な表、
 つまり損益計算書と貸借対照表の二つを私は魔法の絨毯(じゅうたん)と呼んでいる。」魔法のじゅうたん.jpg

「なぜそう呼ぶんですか?」

「この二つの表が、どんなビジネスだろうが不動産だろうが、
 あるいは世界中どの国だろうが、
 その舞台裏に私を魔法のように連れていってくれるからだ。
 それは、水中眼鏡をつけて水面下を見るのによく似ている。
 財務諸表が水中眼鏡だ。
 そのおかげで水面下で何が起こっているかはっきりと見ることができる。

 あるいは、スーパーマンのように高いビルを飛び越えることはできないが、
 ファイナンシャル・リテラシー(財務諸表が読める)を持った人は
 ビルのコンクリートを見透かすことができる。

 私が財務諸表を魔法の絨毯と呼ぶもう一つの理由は、
 机に向かって座ったままで、世界のあらゆる場所で起こっているたくさんのことを見ることができるからだ。
 世界のあちこちで投資することが可能だし、あるいは、自分の身近で投資しようとする時でも、
 より多くの知識や洞察を駆使することができる。
 ファイナンシャル・リテラシーを高めることは、リスクを減らして利益を増やす。

 財務諸表は平均的な投資家には見えないものを見せてくれる。
 自分の経済状態を自分でコントロールするのを可能にしてくれ、
 人生において行きたいと思っているところに連れていってくれる。
 また、財務諸表が。コントロールできれば、実際にはその場にいなくても複数のビジネスを動かすことが可能だ。」

「私は不動産をみるときその財務諸表を見る。企業を見るときも財務諸表を見る。
 目論見書や個人に投資するときも財務諸表を見る。
 過去の財務諸表を見れば、不動産、ビジネス、個人の歴史がすべてわかる。」

「投資は危険ではない。
 ファイナンシャル・リテラシーを持っていないことが危険なのだ。」
 (金持ち父さんの投資ガイド(入門編)より、一部加筆修正)
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『やぶっちコメント』
自分は、財務諸表を読むのはあまり得意ではないですが、
投資家を目指している以上、その重要性は認識しています。
また、世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットも下記のように
財務諸表の重要性を言っていますので紹介します。

『ビジネスの現況を説明する方法はいくつも存在するが、
 どの方法も最終的には、会計という言語を使った説明に帰着する。
 バフェットは共同経営者の娘から、大学で何を専攻すべきかと相談されたとき、
「会計だよ。会計はビジネスの言語だから」と答えた。
 企業の財務諸表を読むには、表中の数字を理解する必要があり、
 表中の数字を理解するには、会計学を習得する必要がある。
 スコアカードを読むことができなければ、当然、スコアカードを書くことはできない。
 そして、スコアの読み書きができなければ、当然、勝者と敗者を区別することはできないのである。』

 (バフェットの教訓 P51より一部加筆修正)
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【補足】
 話は変わりますが、年金問題を解決するために、
 今の生活を買えなくてもできる株式投資のやり方を説明したブログを書いてみました。

 合言葉は一つ”投資は好奇心!!”

 興味のある方は、是非読んでみてください(=^・^=)

 ブログはこちらから
 長期投資家やぶっちの投資入門


posted by やぶっち at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資・ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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