2012年08月26日

第46回:投資のアドバイスを誰に求めるか?

『鏡を見るよ。これは本当の話です。
 私の仕事の性格から言って、とにかく自分一人で考えなくてはなりません。
 もし私が多数決で決断を下せば、
 それは、非常に一般的な判断を行ったということになります。
 そういうやり方は、投資には向きません。だから、私にはいい環境が必要なんです。
 自分自身で決断できる環境が…。

 決断を下すときに内閣を集めなければならないなら、私は投資をする資格はないと考えています。
 誰も責任をとらない大人数から生まれた判断は、優れたものにはならないからです。


バフェットの部屋.jpg

 独立思考はバフェットがもっている最大の武器のひとつだ。
 バフェットは私たちにも自分で考えることを薦めている。
「そんなことは当たり前じゃないか。誰だって自分で考えているのに」とあなたは思うかもしれない。
 だが、実際のところ、私たちの多くは他人の考えの影響を受けて自分の意見を形づくっているのだ。
 つまり、「依存思考」タイプ、いや、これは「思考」とは言えないかもしれない。
「考えずに真似しているだけ」なのだから…。

 投資決定をするときにバフェットがだれかの意見に頼ることはない。
 自分の決定が正しいことを誰かに保証してもらう必要もない。
 誉められても天狗にならず、非難されても泰然として無視している。
 バフェットは師であるベン・グレアムからとても大事な教えを受けた。
人々が同意するから正しいとか、人々が同意するから間違っているということはない。
 事実と推論が正しいから正しいのだ
」。

 同様に大勢の人、あるいは偉い人が賛同するから正しいとか、
 否定するから間違っているということはない。
 正しい判断を導き出すのは、適切な事実(データ)に裏打ちされた適切な思考(考え方)だ。
 独立思考のエッセンスは、事実に基づき、論理的に考えて結論を出し、
 他人が賛同しょうがしまいが気にせずに、自分で出した結論にしがみつくことにある。』
(バフェット&ゲイツ後輩と語る P39 & 株でお金持ちになる!バフェットの教え P119より、一部加筆修正)
バフェット&ゲイツ後輩と語る 英日バイリンガル版―学生からの21の質問【DVD付き(英語字幕)】 [単行本] / センゲージラーニング (著); 同友館 (刊)株でお金持ちになる! パフェットの教え [単行本] / ジェームズ・パルドー (著); アスペクト (刊)

『やぶっちコメント』
 自分が投資するかしないかの最終判断は、当たり前ですが自分で決めています。
 投資する前に他人に相談することはありますが、
 あくまで自分が最終判断をするための、参考にしたいからです。
 もし、あなたが他人に投資銘柄を聞いて、その人を信じて投資しているとしたら、
 バフェットが言う独立思考の考え方を身に着けていないかもしれません。
posted by やぶっち at 07:51| Comment(6) | TrackBack(0) | プロフェッショナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月14日

第45回:ポンジ―方式について(年金制度)

『エリサ法(年金制度)のことを改訂版ポンジ―方式と呼んだ人がいる。
 ポンジーというのは、架空の投資対象をでっち上げ、
 高い利子の支払いを約束して人々からお金を集めた詐欺師の名前だ。
 最初に何人かにお金を出させたら、次に新しいグループを見つけて同じことを約束する。
 そして二つめのグループから集めたお金を使って一つめのグループに支払いをする。
 すると、一つめのグループがこのうまい話を友人たちに広める。
 その友人たちが核となり、また新しくできた三つ目のグループから集めたお金で
 二つめのグループに対する高利子の支払いをする。チャールズ・ポンジ.png
 ポンジーが何をしているのか気付く人がいなかったら、
 この方式は全体としてうまくいったかもしれない。
 だが実際はそうはならなかった。
 おかげでポンジーは英雄として名を残す代わりに、
 その名は今では詐欺師の代名詞になっている。
 だれかが「ポンジー方式にひっかかった」と言ったら、
 それはその人、あるいはその人たちが、
 本当にしてはうますぎるとわかっている話を信じてしまうほどお人よしで、
 結局はうますぎて本当にならなかった‥‥ということを意味している。』
(金持ち父さんの予言 P120より、一部加筆修正)
金持ち父さんの予言 [単行本] / ロバート・キヨサキ, シャロン・レクター, 白根 美保子 (著); 筑摩書房 (刊)

『やぶっちコメント』
自分は投資をする場合、高利回り(年率20%以上)なファンドなどはポンジー方式でないかと必ず疑うようにしています。
そのため、全体のキャッシュフローが理解できなければ投資しないようにしています。
また、日本の年金制度も全体を考えてみるとポンジー方式では?と思ってしまいます(笑)
posted by やぶっち at 15:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 投資・ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月27日

第44回:群盲象を撫でる

『町に盲学校があった。 あるとき、子供たちを森にピクニックに連れていった。
 昼ご飯を食べて、思い思いに休んでいると、そこに象と象使いが通りかかった。
 先生は子供たちに象という動物を学習させたいと思い、
 象使いに象を触っても良いか頼んでみた。
 象使いはニコニコしながら言った。
「いいですよ。この象はおとなしいから、触っても大丈夫です」
 先生の指示にしたがって、子供たちは象を取り囲むようにしながら象に触れはじめた。

 一人の子供は象の耳に触った。その大きな耳をやさしくなでながらこう思った。
「象は大きなうちわのようだ」
 別な子供は象の足にふれて、思った。「象は太い柱のようだ」
 また、別な子供は象の鼻にふれて、「象は太いこん棒のようだ」と思った。
 象の腹に触れた子供は、「象は大きな壷のようだ」と思った。

 誰もが象にふれた体験を喜んでいた。
 学校に戻ってから、先生が子供たちに訊ねた。
「象というのは、どんな動物でしたか?」
 子供たちは、それぞれ感じたことを話しはじめた。
「象は大きなうちわみたいなものです」と最初の子供が言った。
「違うよ。君はわかっていない。象は太い柱みたいなものだ」と二番目の子供が言った。
 三番目の子供が、笑いながら二人のあいだにはいって、言った。
「何てばかなことを言ってるんだ。象はうちわのようでもないし、柱のようでもない。
 それは太くて長いこん棒みたいなものだよ」
 三番目の子供が言い終わらないうちに、また別な子供が口をはさんだ。
「だれもわかっていない。象は大きな壷みたいなものだ。そうでしょう、先生!」
 子供たちの議論は白熱して、しまいには口論になってしまった。

 それが峠を過ぎた頃に先生は言った。
「先生が象とはどんな動物か話してあげよう。
 みんなが言ったことは正しくもあり、間違ってもいる。
 君たちのそれぞれが触れたのは、象という動物の一部分だ。
 そこから象の全体像を説明しようとしても、それはできない。
 
 象はうちわのようでもあり、柱のようである。
 また、こん棒のようでもあり、壷のようなものでもある。

 それら全てを合わせた以上の何かです。
 そして、何かを知るためには全体を見ることによって
 はじめて全てがつながって理解することができ、
 みんなに説明することができるのですよ。」』
群盲象を撫でる.jpg

『やぶっちコメント』
 一つの大きなことを理解するためには、様々な視点から見ることが
 大事であることを教えていると文章です。
 もちろん投資をする際の調査も、いろいろな視点から調査しなければ
 きちんとした投資はできないと自分は考えます。

 また、自然科学、社会科学は個別科学です。
 これに対し哲学は自然と社会を合わせたその全体を対象としており、
 全体科学とも世界科学と言われています。
 人生においては、まず全体を知ることこそ、悔いのない生き方だと自分は思います。
 
posted by やぶっち at 09:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 人生訓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

第43回:なぜ理念が必要か?

『人生と言うのは、楽しいこともたくさんあるし、
 辛いこともたくさんあります。
 ただ、どちらかというと辛いことがたくさんある中に、
 たまに良いことがあるというのが人生です。

 つまり、生きる現場と言うのは大変厳しいものです。

 疲れたとき、辛い時、心や体がボロボロになっていきます。
 そのときに自分自身を奮い立たせてくれるもの、自分を癒してくれるもの、
 心が下向きになっているものを前を向かせてくれるもの、
 このために、自分がボロボロになってもいいんだといえるものがないと
 長期的に戦うことができません。

 経営というのは長くやるものです。また、お仕事っていうのは長くやるものです。
 つまり、男性も女性も20歳から働き始めたら60歳までの40年間は、
 仕事という現場で戦わねばなりません。
 もし女性もしくは男性のどちらかが家庭に入ったとしても、
 家庭と言う組織を守るために戦わなければなりません。

 特に軍隊とか、会社組織のように色んな思いがある人が集まってきたところにおいては
 みんなの思いが一つになれるものが必要です。

 理念とは長期的に戦いを続けるために必要です。
 継続し、拡大し、発展させるために必要なんです。

 何の理念も、何の思いも無いと、一時的に続けることはできますが、
 継続し続けることは難しくなっていきます。
 だからこそ、理念が必要なんです。』
 (ランチェスター戦略セミナー、講師:株式会社メモリア松岡正泰氏より、一部加筆修正)

『やぶっちコメント』
理念の必要性をとても解りやすく説明していると思い記事にしました。
あなたが長期的に何かやり遂げたいときには、
理念や目的を初めに考えてからやるのをお薦めします。

自分の意思で初めたビジネスや仕事や難しい試験勉強などで
モチベーションが上がらないときになぜそれをやろうとしたのか、
思い出すことで、下向きの心を前向きにしてくれるかもしれません。

ちなみに、この「なるほどブログ」の理念は
「投資家に役立つ情報を載せる!!」をコンセプトに作っています。

また、自分は自動車関係の仕事で作業リーダーをしていますが、
自分がリーダーをやるようになって、最初に考えたのが自分のチームの理念です。
こちらの理念は「みんなで良い車を作ろう!!」にしています。
夫婦で語り合うわたしのお葬式 [単行本] / 松岡 正泰 (著); エル書房 (刊)
posted by やぶっち at 23:05| Comment(8) | TrackBack(0) | 理念・目的 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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